法事 計算。 【みんなの知識 ちょっと便利帳】仏式での法要・年回忌・法事の計算/仏式の節目の計算

年忌法要早見表》浄土真宗・真言宗・曹洞宗・臨済宗・日蓮宗・真宗

法事 計算

「『法事』という言葉は聞いたことはある」 「法事では何をするのか何となくは分かっている」 こういう人は多いと思いますが、いざ自分が施主となって法事を取り仕切る立場になったら、何をすればいいのか、誰を呼んだらいいのかなど、具体的な部分まで詳しく知っていると自信を持って言える人はあまり多くないのではないでしょうか。 もうすでに何度も法事の経験があればよいのですが、これからはじめて自分が施主になるという人は、不安なことばかりでしょう。 この記事では、経験のない人でも滞りなく法事を営めるように、必要な知識や情報をわかりやすく解説します。 法事の意味と、法要との違い 「法事」と「法要」という2つの言葉があります。 それぞれ同じような意味で、どちらも故人の冥福を願うために家族や親族が集まる儀式のことです。 そこに僧侶を招いて、故人が供養できるように家族や参列者全員で祈るのです。 法事の席では、僧侶には読経をしてもらい、参列者は焼香をし、手を合わせることで故人を供養します。 その後、お斎(とき)と呼ばれる会食を行ないながら、故人を偲びます。 法事と法要の違い 「法事」と「法要」。 この2つの言葉は同じ意味のようで、若干ニュアンスが異なります。 僧侶による読経、焼香を行なう儀式のことを「法要」、法要の後の会食までを含めた場合は「法事」と読んで区別します。 つまり、宗教的な儀式の部分は「法要」、会食なども含んだ遺族の行事としてとらえる場合は「法事」と呼ぶのが、言葉の持つ本来の意味に合った呼び方だといえます。 寺院に檀家や信者が集まって行われる儀式がすべて「彼岸法要」や「施餓鬼法要」などと呼ばれているのはそのためです。 仏教以外の法事にあたる儀式について 仏教以外の宗教でも、法事にあたる儀式、つまり故人の冥福を祈るための儀式が行なわれます。 神道では、法事のことを「霊前祭」または「霊祭(みたままつり)」と呼んでいます。 故人が亡くなった日から数えて10日ごとに、自宅、墓前、斎場などで霊祭を行ないます。 五十日祭の次が百日祭、その後は一年祭、三年祭、五年祭、十年祭と続いて行きます。 キリスト教のカトリックでは、追悼ミサと呼ばれ、死後3日目、7日目、30日目に、教会に親族のほか知人、友人を招いてミサを催します。 その後は、「昇天日」と呼ばれる命日に追悼ミサが行なわれます。 一方、プロテスタントでは死後、1週間、10日目、1カ月目のいずれかの日に自宅や教会で記念集会を行ないます。 その後は、1年目、3年目、5年目、7年目の昇天記念日に教会で追悼の記念集会を行なうことが多いようです。 法事の回数と種類とは 仏教では、いつ・どんな法事を行なうのか、また、法事はいつまで続くのか、詳しく解説いたします。 中陰法要 仏教では、人が亡くなると49日間は現世と冥土のあいだをさまよっているとされています。 この49日の期間は「中陰(ちゅういん)」と呼ばれ、四十九日後に閻魔大王の審判が下り、来世の生きる世界が決まります。 ですから遺族はこの期間に手厚く故人を供養して、良い世界に行けるよう祈り続けるのです。 古代インドに始まった中陰は、中国に渡り十王信仰と結びつき、閻魔大王以外の9つの王の裁きを受けます。 これが日本に入ると十三仏信仰となり、中陰法要を終えたあとも、年忌法要を司る諸仏が配されました。 遺族は7日おきの「忌日(きじつ)」に「中陰法要」または「忌日法要」と呼ばれる法要を、以降三十三回忌まで「年忌法要」を行い、故人や先祖を供養します。 中陰法要を営む日は以下の通りです。 本来は死後7日目の中陰法要ですが、現在では、葬儀当日初七日を行なう繰り上げ初七日、あるいは葬儀式の中で行う式中初七日が増えています。 二七日忌から六七日忌 二七日忌から六七日忌まで、7日ごとに自宅で法事を執り行いますが、最近は僧侶のお参りを省略し、遺族のみで行なうケースが増えています。 遺族や親族のほか友人や知人も招き、法要の後にはお斎をいただきます。 49日は「満中陰」と呼ばれ、この日をもって忌明けとなります。 それまでの白木の位牌を、本位牌に変える魂入れの儀式(開眼供養)を行い、仏壇へ祀ります。 仏壇のない家は位牌と合わせて仏壇も用意しなければなりません。 墓地への納骨もこのタイミングで行なわれることが多いようですが、地域によっては一周忌や三回忌を目安に行います。 またお墓がない家は、お墓ができるまで遺骨は自宅に安置しておきます。 百ヶ日忌(ひゃっかにち)100日目 通常は遺族のみで行なわれますが、省略されることも少なくありません。 年忌法要 年忌法要は、故人の命日に行なう法要のことです。 通常は僧侶を招いてお経を上げてもらい、友人、知人も招いて会食などを催します。 年忌法要を営む年は以下の通りです。 一周忌 満1年目 三回忌 満2年目 七回忌 満6年目 十三回忌 満12年目 十七回忌 満16年目 二十三回忌 満22年目 二十七回忌 満26年目 三十三回忌(弔い上げ) 満32年目 一周忌:満1年目 死後ちょうど1年目に行なう年忌法要で、友人や知人も招き、法要の後は会食となります。 この一周忌をもって「喪が明ける」とされています。 三回忌:満2年目 2回目の命日に行なう年忌法要です。 通常は、一周忌同様に僧侶による、お斎を行ない、三回忌までは親族以外にも故人と縁が深かった人を招くことが多いと言われます。 七回忌:満6年目 僧侶による読経、法要後のお斎を行ないますが、一般的には遺族や親族のみです。 十三回忌から二十七回忌まで 十三回忌から二十七回忌までは、遺族のみで行なうのが一般的です。 また、二十三回忌、二十七回忌については省略されることもあります。 三十三回忌(弔い上げ):満32年目 通常は遺族や親族で行いますが、友人や知人を招くこともあり、お斎で列席者をもてなします。 三十三回忌をもって「弔い上げ」として、年忌法要を終了するのが一般的です。 だし、宗派や地域によって違いがあり、五十回忌(満49年目)、百回忌(満99年目)、百五十回遠忌(満149年目)の年忌法要を営むところもあります。 法事の準備と流れとは 実際に法事を行う場合の準備や法事の流れについて解説します。 法事の準備 日時を決める 基本的に年忌法要は、故人の命日に行ないますが、参列者の都合を考えて命日に近い休日に行なうことが増えています。 この場合、命日よりも前の土日祝を選ぶようにしてください。 寺院への連絡 日時と会場の希望を伝えた上で、寺院に相談しましょう。 法事の段取りは施主が勝手に進めるのではなく、僧侶の都合と調整しながら決めて行きます。 会場を決める 自宅、寺院、儀式会場など法事を行なう場所を決定します。 法要の会場と会食の会場を別にすることも可能です。 料理・引出物を手配する 会食を手配する場合は、法事の会食であることを伝えて、伊勢エビや鯛などお祝いで出されるようなおめでたい食材は避けてもらいます。 一方、引出物には生活実用品や食品など、形が残らない消耗品を選ぶのが一般的です。 予算の相場は、2千円〜5千円です。 水引は黒白または双銀の結び切りにします。 近年は、カタログギフトの利用も増えています。 案内状の発送 往復はがき、または返信用のはがきを封入した封書などで案内状を送付して、出欠を確認します。 親族のみで行なうなら、電話連絡でも問題ありません。 法事の流れ 法事の当日の流れについては、決まった形式があるわけではありません。 ここでは、一般的な法事の流れについて解説します。 僧侶による読経 会場では故人と縁が深い人ほど前に座り、僧侶の後ろには施主が着席します。 場合によっては、施主による簡単な挨拶をした後、僧侶が読経を行ないます。 僧侶から合図があったら、施主を最初にして前方に座っている人から順番に焼香を行ないます。 施主による挨拶 読経、焼香が終了し、僧侶が退場されたら、施主が終了の挨拶を行ないます。 (挨拶文例) 本日は、ご多用のところご列席いただき、心よりお礼申し上げます。 今後も故人同様のお付き合い、ご支援の程よろしくお願い申し上げます。 心ばかりではございますが、別室にてお膳をご用意いたしました。 お時間が許します限り、ごゆっくりおくつぎください。 本日はありがとうございました。 会食 参列者でお斎と呼ばれる会食を行います。 なお、僧侶へのお礼は通常、お斎が済んだ後に「お布施」「お車代」として渡します。 ただし、会食を欠席される場合は、「お膳料」も添えて渡すようにしましょう。 法事の会食費用の相場とは 法事の会食費用の相場は下記の通りです。 親族以外に会社関係や友人・知人なども出席する場合:約5千円〜1万円 地域によっては、3千円くらいで用意できる場合もあります。 一方、ホテルなどグレードの高い会場の場合は、8千円〜1万2千円くらいが妥当です。 三回忌以降、あるいは親族だけで自宅で行う場合:約3千円〜5千円 会食場所を移すか、仕出し弁当を注文するのが一般的です。 法事の際の服装とは 四十九日までの中陰の期間は忌中にあたるため、中陰法要の場合は基本的に葬儀と同じように喪服を着用するのがマナーです。 男性 ブラックスーツ(ダブル、シングル)、白いワイシャツ、黒いネクタイ・ベルト・靴・靴下 女性 長袖のブラックスーツかワンピース、黒いストッキング、黒パンプス、黒いバッグ、結婚指輪以外のアクセサリーはNG、マニキュアやネイルはNG 一周忌以降の年忌法要の場合も、知人、友人を招くことが多い三回忌までは、中陰法要に準ずるフォーマルな服装を心がけましょう。 七回忌以降で、参列者も親族のみという場合には、ブラックスーツや黒いワンピースの代わりに、グレーや濃紺の地味な色目のスーツ、またはワンピースを着用しても問題ありません。 まとめ 法事は、遺族や知人、友人が故人の極楽往生を願って催す儀式で「追善供養」とも呼ばれます。 仏教の場合は、僧侶による読経とお焼香を行なった後、お斎と呼ばれる会食をすることもあります。 また、臨終から7日ごとに行なう中陰法要と、故人の命日に行なう年忌法要とがあり、中陰法要は、7日目の初七日法要と49日目の四十九日法要が重視され、遺族のほか友人や知人も招きます。 ただし、初七日法要については、葬儀と同じ日に営むことがほとんどです。 一方、年忌法要は、一周忌、三回忌には知人、友人も招いて営みます。 七回忌以降は規模が小さくなり、一般的には三十三回忌で忌明けとなります。 法事は、故人の冥福のためだけでなく、遺された者同士のつながりを再確認するための場でもあります。 核家族社会で法事の規模は縮小傾向にありますが、少しでも多くの人が故人様を偲べる場になればよいですね。

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故人の魂が成仏する日である四十九日ですが、その法要の日程の決め方にも注意すべき点があります。 ここでは 四十九日の日程の決め方について解説します。 関東での四十九日の決め方 関東で四十九日法要は、四十九日より前の 土曜・日曜に設定されることが多いです。 四十九日は故人にとって重要な日ですので、その法要の規模は大きくなります。 規模が大きいということは親族など多くの人が集まります。 多くの人が集まるには 平日は都合がつきにくいので、土日に行われることが多いです。 六曜 火葬を友引の日は避けたように、四十九日でも六曜で注意する日はあるのか気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか? 四十九日の場合は 六曜は気にしなくても良いと言われています。 大勢が集まりやすい土日で、かつ六曜まで気にしていたのでは日程決めが大変になりますので、六曜は気にしなくていいというのは嬉しいですね。 六曜まで気にしなくていいという反面、参列者が多いので日程調整は大変です。 あらかじめいつ頃四十九日法要をやるか計算しておいて、 お葬式の際などに親族の方々に日程を確認しておくと、比較的スムーズに日程を決められるでしょう。 後日にしない 日程の決め方でひとつ注意することがあります。 それは四十九日法要は 四十九日より後には設定しないということです。 四十九日は故人の魂が極楽浄土に行けるかどうかが決定する日です。 それより後に法要をやっても意味がありません。 四十九日が後ろ倒しにならないように十分注意しましょう。 時間帯 日程だけでなく時間帯も好ましいとされていることがあります。 それは 昼の時間帯です。 一般的に四十九日法要は法要が終わった後には参列者と会食を行います。 あまりに遅い時間帯に設定してしまうと会食の時間が取れないため、お昼ごろに法要の時間を設けるのがベストなのです。 関西の四十九日の決め方は? 関西の一部地域によっては四十九日の決め方が少し違うことがあります。 どのような決め方かというと、四十九日当日ではなく、 前日に行うというものです。 この法要はお逮夜(たいや)法要と呼ばれています。 お逮夜法要は日程だけでなく、時間帯もおおよそいつやるのか決まっています。 それは 前日の16時以降に行います。 自分の地域にこのような風習があるかわからない場合は、僧侶の方などに尋ねてみると良いでしょう。 もし、四十九日前日に親族の予定が合わない場合は、絶対にこの風習に合わせなければいけないということもないので、関東と同じように土日に行うと良いでしょう。 宗派による四十九日の考え方の違い 仏教と言えども多くの宗派に別れており、考え方も様々です。 ここではその 宗派による四十九日の考え方の違いについて見ていきたいと思います。 真言宗や曹洞宗などの一般的な四十九日 真言宗などの多くの宗派において四十九日は既にご説明した意味合いを持っています。 それはつまり、 故人が極楽浄土に旅立てるか決まる日で、その日に親族などが集まって冥福を祈るというものです。 したがって、真言宗などの宗派であれば集まった参列者と共に、故人の冥福を深くお祈りし、良き来世に旅立てるようにお祈りをしましょう。 浄土真宗の四十九日の考え方 真言宗などの宗派とは異なり、 浄土真宗の場合は四十九日に対する考え方が違います。 他の宗派が7日毎に裁きの日がやってくるのに対して、浄土真宗では故人が亡くなるとすぐに極楽浄土に行けると考えられています。 そのため、四十九日法要には故人が成仏することを深くお祈りするという意味はありません。 では、浄土真宗における四十九日とはどういう意味があるのでしょうか? 浄土真宗における四十九日は、亡くなってすぐに極楽浄土に行かせてくれる阿弥陀如来の深い慈悲を認識し、 四十九日に集まった人達と念仏を唱えるための場として考えられています。 参列する人達の心意気としては、阿弥陀如来の偉大さに敬意を表すると共に、故人がこのような場を作ってくれたことに感謝をしましょう。 浄土真宗の葬儀にもっと興味のある方はこちらをご覧ください。 そもそも四十九日とは何か? 四十九日とは故人が亡くなってから48日目のこと、あるいはその日に行われる法要のことを言う。 亡くなった日を1日目として数えて、いくつかの忌日法要がある。 一周忌以降は数え年で数える。 四十九日の日程の決め方 関東の場合は、四十九日より前の土曜・日曜に行われ、時間帯は昼時が良い。 大安などの六曜は気にする必要はないが早めに日程を決めるようにする。 関西の場合は地域によって四十九日の前日の16時以降にやることが多い(お逮夜法要)。 宗派による四十九日の考え方の違い 真言宗などの宗教は一般的な四十九日のルールに従えば良い。 浄土真宗は亡くなってすぐに極楽浄土に魂は旅立つとされている。 そのため浄土真宗における四十九日は阿弥陀如来の偉大さと故人が設けてくれた機会に感謝するために行われる。 四十九日は命日を1日目として数えるということが重要なポイントでした。 また四十九日の意味が、故人の魂が成仏できるか決まる重要な日だということもあり、数え間違いなどあってはいけないことを認識いただけたのではないでしょうか? ここでご紹介した内容に沿って、早めに四十九日法要の日程を押さえてしまい、当日は心に余裕を持てるように準備しましょう。 「終活ねっと」では、他にも四十九日に関する記事をたくさん掲載しているので以下の記事をぜひご覧ください。 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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法要日程表自動作成

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「『法事』という言葉は聞いたことはある」 「法事では何をするのか何となくは分かっている」 こういう人は多いと思いますが、いざ自分が施主となって法事を取り仕切る立場になったら、何をすればいいのか、誰を呼んだらいいのかなど、具体的な部分まで詳しく知っていると自信を持って言える人はあまり多くないのではないでしょうか。 もうすでに何度も法事の経験があればよいのですが、これからはじめて自分が施主になるという人は、不安なことばかりでしょう。 この記事では、経験のない人でも滞りなく法事を営めるように、必要な知識や情報をわかりやすく解説します。 法事の意味と、法要との違い 「法事」と「法要」という2つの言葉があります。 それぞれ同じような意味で、どちらも故人の冥福を願うために家族や親族が集まる儀式のことです。 そこに僧侶を招いて、故人が供養できるように家族や参列者全員で祈るのです。 法事の席では、僧侶には読経をしてもらい、参列者は焼香をし、手を合わせることで故人を供養します。 その後、お斎(とき)と呼ばれる会食を行ないながら、故人を偲びます。 法事と法要の違い 「法事」と「法要」。 この2つの言葉は同じ意味のようで、若干ニュアンスが異なります。 僧侶による読経、焼香を行なう儀式のことを「法要」、法要の後の会食までを含めた場合は「法事」と読んで区別します。 つまり、宗教的な儀式の部分は「法要」、会食なども含んだ遺族の行事としてとらえる場合は「法事」と呼ぶのが、言葉の持つ本来の意味に合った呼び方だといえます。 寺院に檀家や信者が集まって行われる儀式がすべて「彼岸法要」や「施餓鬼法要」などと呼ばれているのはそのためです。 仏教以外の法事にあたる儀式について 仏教以外の宗教でも、法事にあたる儀式、つまり故人の冥福を祈るための儀式が行なわれます。 神道では、法事のことを「霊前祭」または「霊祭(みたままつり)」と呼んでいます。 故人が亡くなった日から数えて10日ごとに、自宅、墓前、斎場などで霊祭を行ないます。 五十日祭の次が百日祭、その後は一年祭、三年祭、五年祭、十年祭と続いて行きます。 キリスト教のカトリックでは、追悼ミサと呼ばれ、死後3日目、7日目、30日目に、教会に親族のほか知人、友人を招いてミサを催します。 その後は、「昇天日」と呼ばれる命日に追悼ミサが行なわれます。 一方、プロテスタントでは死後、1週間、10日目、1カ月目のいずれかの日に自宅や教会で記念集会を行ないます。 その後は、1年目、3年目、5年目、7年目の昇天記念日に教会で追悼の記念集会を行なうことが多いようです。 法事の回数と種類とは 仏教では、いつ・どんな法事を行なうのか、また、法事はいつまで続くのか、詳しく解説いたします。 中陰法要 仏教では、人が亡くなると49日間は現世と冥土のあいだをさまよっているとされています。 この49日の期間は「中陰(ちゅういん)」と呼ばれ、四十九日後に閻魔大王の審判が下り、来世の生きる世界が決まります。 ですから遺族はこの期間に手厚く故人を供養して、良い世界に行けるよう祈り続けるのです。 古代インドに始まった中陰は、中国に渡り十王信仰と結びつき、閻魔大王以外の9つの王の裁きを受けます。 これが日本に入ると十三仏信仰となり、中陰法要を終えたあとも、年忌法要を司る諸仏が配されました。 遺族は7日おきの「忌日(きじつ)」に「中陰法要」または「忌日法要」と呼ばれる法要を、以降三十三回忌まで「年忌法要」を行い、故人や先祖を供養します。 中陰法要を営む日は以下の通りです。 本来は死後7日目の中陰法要ですが、現在では、葬儀当日初七日を行なう繰り上げ初七日、あるいは葬儀式の中で行う式中初七日が増えています。 二七日忌から六七日忌 二七日忌から六七日忌まで、7日ごとに自宅で法事を執り行いますが、最近は僧侶のお参りを省略し、遺族のみで行なうケースが増えています。 遺族や親族のほか友人や知人も招き、法要の後にはお斎をいただきます。 49日は「満中陰」と呼ばれ、この日をもって忌明けとなります。 それまでの白木の位牌を、本位牌に変える魂入れの儀式(開眼供養)を行い、仏壇へ祀ります。 仏壇のない家は位牌と合わせて仏壇も用意しなければなりません。 墓地への納骨もこのタイミングで行なわれることが多いようですが、地域によっては一周忌や三回忌を目安に行います。 またお墓がない家は、お墓ができるまで遺骨は自宅に安置しておきます。 百ヶ日忌(ひゃっかにち)100日目 通常は遺族のみで行なわれますが、省略されることも少なくありません。 年忌法要 年忌法要は、故人の命日に行なう法要のことです。 通常は僧侶を招いてお経を上げてもらい、友人、知人も招いて会食などを催します。 年忌法要を営む年は以下の通りです。 一周忌 満1年目 三回忌 満2年目 七回忌 満6年目 十三回忌 満12年目 十七回忌 満16年目 二十三回忌 満22年目 二十七回忌 満26年目 三十三回忌(弔い上げ) 満32年目 一周忌:満1年目 死後ちょうど1年目に行なう年忌法要で、友人や知人も招き、法要の後は会食となります。 この一周忌をもって「喪が明ける」とされています。 三回忌:満2年目 2回目の命日に行なう年忌法要です。 通常は、一周忌同様に僧侶による、お斎を行ない、三回忌までは親族以外にも故人と縁が深かった人を招くことが多いと言われます。 七回忌:満6年目 僧侶による読経、法要後のお斎を行ないますが、一般的には遺族や親族のみです。 十三回忌から二十七回忌まで 十三回忌から二十七回忌までは、遺族のみで行なうのが一般的です。 また、二十三回忌、二十七回忌については省略されることもあります。 三十三回忌(弔い上げ):満32年目 通常は遺族や親族で行いますが、友人や知人を招くこともあり、お斎で列席者をもてなします。 三十三回忌をもって「弔い上げ」として、年忌法要を終了するのが一般的です。 だし、宗派や地域によって違いがあり、五十回忌(満49年目)、百回忌(満99年目)、百五十回遠忌(満149年目)の年忌法要を営むところもあります。 法事の準備と流れとは 実際に法事を行う場合の準備や法事の流れについて解説します。 法事の準備 日時を決める 基本的に年忌法要は、故人の命日に行ないますが、参列者の都合を考えて命日に近い休日に行なうことが増えています。 この場合、命日よりも前の土日祝を選ぶようにしてください。 寺院への連絡 日時と会場の希望を伝えた上で、寺院に相談しましょう。 法事の段取りは施主が勝手に進めるのではなく、僧侶の都合と調整しながら決めて行きます。 会場を決める 自宅、寺院、儀式会場など法事を行なう場所を決定します。 法要の会場と会食の会場を別にすることも可能です。 料理・引出物を手配する 会食を手配する場合は、法事の会食であることを伝えて、伊勢エビや鯛などお祝いで出されるようなおめでたい食材は避けてもらいます。 一方、引出物には生活実用品や食品など、形が残らない消耗品を選ぶのが一般的です。 予算の相場は、2千円〜5千円です。 水引は黒白または双銀の結び切りにします。 近年は、カタログギフトの利用も増えています。 案内状の発送 往復はがき、または返信用のはがきを封入した封書などで案内状を送付して、出欠を確認します。 親族のみで行なうなら、電話連絡でも問題ありません。 法事の流れ 法事の当日の流れについては、決まった形式があるわけではありません。 ここでは、一般的な法事の流れについて解説します。 僧侶による読経 会場では故人と縁が深い人ほど前に座り、僧侶の後ろには施主が着席します。 場合によっては、施主による簡単な挨拶をした後、僧侶が読経を行ないます。 僧侶から合図があったら、施主を最初にして前方に座っている人から順番に焼香を行ないます。 施主による挨拶 読経、焼香が終了し、僧侶が退場されたら、施主が終了の挨拶を行ないます。 (挨拶文例) 本日は、ご多用のところご列席いただき、心よりお礼申し上げます。 今後も故人同様のお付き合い、ご支援の程よろしくお願い申し上げます。 心ばかりではございますが、別室にてお膳をご用意いたしました。 お時間が許します限り、ごゆっくりおくつぎください。 本日はありがとうございました。 会食 参列者でお斎と呼ばれる会食を行います。 なお、僧侶へのお礼は通常、お斎が済んだ後に「お布施」「お車代」として渡します。 ただし、会食を欠席される場合は、「お膳料」も添えて渡すようにしましょう。 法事の会食費用の相場とは 法事の会食費用の相場は下記の通りです。 親族以外に会社関係や友人・知人なども出席する場合:約5千円〜1万円 地域によっては、3千円くらいで用意できる場合もあります。 一方、ホテルなどグレードの高い会場の場合は、8千円〜1万2千円くらいが妥当です。 三回忌以降、あるいは親族だけで自宅で行う場合:約3千円〜5千円 会食場所を移すか、仕出し弁当を注文するのが一般的です。 法事の際の服装とは 四十九日までの中陰の期間は忌中にあたるため、中陰法要の場合は基本的に葬儀と同じように喪服を着用するのがマナーです。 男性 ブラックスーツ(ダブル、シングル)、白いワイシャツ、黒いネクタイ・ベルト・靴・靴下 女性 長袖のブラックスーツかワンピース、黒いストッキング、黒パンプス、黒いバッグ、結婚指輪以外のアクセサリーはNG、マニキュアやネイルはNG 一周忌以降の年忌法要の場合も、知人、友人を招くことが多い三回忌までは、中陰法要に準ずるフォーマルな服装を心がけましょう。 七回忌以降で、参列者も親族のみという場合には、ブラックスーツや黒いワンピースの代わりに、グレーや濃紺の地味な色目のスーツ、またはワンピースを着用しても問題ありません。 まとめ 法事は、遺族や知人、友人が故人の極楽往生を願って催す儀式で「追善供養」とも呼ばれます。 仏教の場合は、僧侶による読経とお焼香を行なった後、お斎と呼ばれる会食をすることもあります。 また、臨終から7日ごとに行なう中陰法要と、故人の命日に行なう年忌法要とがあり、中陰法要は、7日目の初七日法要と49日目の四十九日法要が重視され、遺族のほか友人や知人も招きます。 ただし、初七日法要については、葬儀と同じ日に営むことがほとんどです。 一方、年忌法要は、一周忌、三回忌には知人、友人も招いて営みます。 七回忌以降は規模が小さくなり、一般的には三十三回忌で忌明けとなります。 法事は、故人の冥福のためだけでなく、遺された者同士のつながりを再確認するための場でもあります。 核家族社会で法事の規模は縮小傾向にありますが、少しでも多くの人が故人様を偲べる場になればよいですね。

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