ケーキ を 切れ ない 非行 少年 たち。 ケーキの切れない非行少年たち

「ケーキの切れない非行少年たち」の衝撃

ケーキ を 切れ ない 非行 少年 たち

非行少年が三等分したケーキの図 10月23日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、新書第1位は『ケーキの切れない非行少年たち』が獲得した。 第2位は『一切なりゆき 樹木希林のことば』。 第3位は『上級国民/下級国民』となった。 『ケーキの切れない非行少年たち』は先週から2週連続の1位。 犯罪を何度も繰り返す非行少年は認知機能に問題がある場合が多く、単純な図形の模写や表題ともなっている「ケーキを均等に切る」ことさえも難しいという。 彼らを支援し、認知機能トレーニングを行うことで少年犯罪を減らすことができると提言した一冊。 9月22日に放送された日本テレビ系バラエティ番組「シューイチ」で取り上げられ大きな話題に。 読書芸人として知られるカズレーザーさんが神保町の書店を訪ね、おすすめ書籍として同書を紹介した。 またカズレーザーさんは『1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365 現代編』(文響社)も絶賛。 同じく読書芸人として出演した光浦靖子さんは『地球星人』村田沙耶香[著](新潮社)、『熱帯』森見登美彦[著](文藝春秋)を勧めた。 少年院には、認知力が弱く、「ケーキを等分に切る」ことすら出来ない非行少年が大勢いたが、問題の根深さは普通の学校でも同じなのだ。 人口の十数%いるとされる「境界知能」の人々に焦点を当て、困っている彼らを学校・社会生活で困らないように導く超実践的なメソッドを公開する。 (新潮社ウェブサイトより) 2位『』樹木希林[著](文藝春秋) 芝居の達人、人生の達人 今年、惜しくも世を去った名女優が語り尽くした生と死、演技、男と女。 それはユーモアと洞察に満ちた樹木流生き方のエッセンスです。 (文藝春秋ウェブサイトより) 3位『』橘玲[著](小学館) バブル崩壊後の平成の労働市場が生み落とした多くの「下級国民」たち。 一方でそれらを独占するのは少数の「上級国民」たちだ。 (中略)ベストセラー『言ってはいけない』シリーズも話題の人気作家・橘玲氏が、世界レベルで現実に進行する分断の正体をあぶり出す。

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【書評】何が問題?宮口 幸治『ケーキの切れない非行少年たち』

ケーキ を 切れ ない 非行 少年 たち

ケーキの切れない非行少年たち はじめに 認知行動療法は「認知機能という能力に問題がないこと」を前提に考えられた手法です。 認知機能に問題がある場合、効果ははっきりとは証明されていないのです。 もちろん、障害のある少年だからといっても犯罪行為は許されることではありません。 しかし、本来は支援されないといけない障害をもった少年たちが、なぜこのような凶悪犯罪に手を染めることになったのかが問題なのです。 少年たちは 犯罪によって被害者を作り、逮捕され、少年鑑別所に入って、そこで初めて「障害があったのだ」と気づかれるのです。 ここでまた新たな問題が出てきます。 子どもから様々なサインを見つけたとしても、どう対応しているのでしょうか。 非行少年たちの中には、見通しをもって計画を立てる力が弱く、安易な非行を行ってしまう少年が多くみられました。 私は罪を犯した少年に、最初から本当の反省の言葉を期待していません。 最初は嘘で誤魔化そうとしてもいいのです。 時間をかけて修正していけばいいのです。 私が驚いたのは約8割の少年が「自分はやさしい人間だ」と答えたことでした。 第3章 想像力が弱いと、「今これをしたらこの先どうなるだろう」といった予想も立てられず、その時がよければそれでいいと、後先考えずに周りに流されてしまったりします。 私の勤務していた医療少年院では、性非行少年がいつも多くの割合を占めていました。 なぜ彼らは適切な自己評価ができないのでしょうか? それは適切な自己評価は他者との適切な関係性の中でのみ育つからです。 何事においても自己評価が不適切であれば、対人関係でトラブルを引き起こし、不適切な行動に結びつく可能性があるのです。 第5章 軽度の知的障害や境界知能の人たちは、周囲にほとんど気づかれることなく生活していて、何か問題が起こったりすると、「どうしてそんなことをするのか理解できない人々」に映ってしまうこともあるのです。 第6章 少年院の非行少年の中にもいました。 少年院で教官の先生から注意や指導を受けると、「僕は褒められて伸びるタイプなのに」と泣きながら言い訳をしたりする少年が。 きっと親からそう言われてきたのでしょうが、その結果が少年院です。 小学校では、褒めることや話を聞いてあげることで、何とか乗り切れたかもしれません。 しかし、中学校でうまくいかない、高校でもうまくいかない、社会ではさらにうまくいかないとなったときに、「誰も褒めてくれない」「誰も話を聞いてくれない」といったところで、何の問題解決にもなりません。 何か大きな少年事件が起きた際に、世間で注目されるのは「なぜ事件を起こしたのか?」という理由の解明の部分です。 司法や医療の専門家でも「評論家」で終わってしまっているのが現状です。 第7章 自分が変わるための動機づけには、自分に注意を向け、見つめ直すことが必要です。 最後まで読んで頂きありがとうございました。

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丸いケーキを等分に切れない 認知機能が弱い非行少年たちの実情

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児童精神科医である宮口幸治氏によると、非行少年たちの中には「反省以前の子ども」がたくさんいると言います。 また、少年院には、認知力が弱く、「ケーキを等分に切る」ことすらできない非行少年がいるそうです。 宮口氏の新著『』を一部抜粋しその真実に迫ります。 私は現在、大学で主に臨床心理系の講義を担当しておりますが、もともとは精神科医です。 3年前に現大学に赴任するまで少年院で法務技官として勤務してきました。 その前は大阪の公立精神科病院に児童精神科医として勤務していました。 そこでは外来や入院病棟で発達障害、被虐待児、不登校、思春期の子たちなどを診察していましたが、その病院は関西の基幹病院とも言える規模だったので、あらゆる症例を見てきました。 発達障害の専門外来では、申し込んでから初診の順番が来るまで4年待ちという状態で、ほとんど機能していないくらいの患者が集まってきていたのです。 児童だけでなく、殺人などの重大犯罪を行った成人や少年の精神鑑定を行う機会もありました。 ある少年との出会い 当時、ある施設へ定期的に出向いて診察や発達相談などを行っていたのですが、そこで発達障害をもった1人の少年に出会いました。 その少年は性の問題行動を抱えていました。 年齢にかかわらず、とにかく女性の身体に触ってしまうというこだわりがあったのです。 幼女や女性が集まりそうな場所に行っては、相手を見つけて触るという行為を繰り返していたのです。 私はその施設で彼の継続治療を行うことになりました。 そこで、当時、認知行動療法に基づいて北米で作成され、効果が期待されていた性加害防止のためのワークブックを日本語に翻訳し、一緒にワークブックを進めていくことにしました。 並行して病院の外来にも来てもらい、さまざまなストレスを抑えるための薬物療法も行いました。 認知行動療法とは、思考の歪みを修正することで適切な行為・思考・感情を増やし、不適切な行為・思考・感情を減らすことや対人関係スキルの改善などを図る治療法の1つで、心理療法分野では効果的であるとされています。

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