りゅうおう の お しごと 12 巻。 りゅうおうのおしごと! 12巻を読んで|あまいろ|note

「りゅうおうのおしごと!」12巻感想1~プロ棋士になれたのは誰?~

りゅうおう の お しごと 12 巻

ラノベの続きが出るっていうのはね、それだけでもうめっちゃ嬉しいことなんです なんたって、楽しい話の続きが読めますからね、幸せです なのに、追加で特装版があるのが、りゅうおうのおしごと!のさらに嬉しいところですよね 今までにも、数多くのドラマCDや特装版がありました! で、りゅうおうのおしごと!の最新刊の12巻も同じく特装版がありますのでご紹介 11巻で完全なメインヒロインだった姉弟子の小冊子と言えばね もう買うしかないのですよ• りゅうおうのおしごと!(最新刊)12巻小冊子付特装版のあらすじ紹介と購入前雑談 私は空銀子。 奨励会三段。 プロ棋士を目指して戦ってるんだけど…… 最近、疲れが取れないのよね……。 半年も続く三段リーグ。 その終盤に来て心身共に限界が…… だから連盟の近くに買ったこのマンションで研究する日々を送ってる。 もちろん一人で。 八一を呼ばないのかって? 誰か来たみたいね? 作者書き下ろしの短編小説 『銀子とただイチャイチャするだけの話』 に加えて、「銀子のモデルは誰」? といった疑問に答えるコラムも収録。 豪華ゲストイラストも全て銀子! 本編よりも尊い? 、一冊丸々空銀子な小冊子付き特装版! はい、来ました 待っていたあらすじが来ましたよ 『銀子とただイチャイチャするだけの話』 『銀子とただイチャイチャするだけの話』 『銀子とただイチャイチャするだけの話』 失礼、はしゃぎすぎました でもね、嬉しかったんですよ いやーありがたいですね、こういうの、こういうのなんですよ 姉弟子というキャラが好きな人間としてはね、こういうのがありがたい 何なら他のキャラでも別時空でもかまわないからやってほしい (それをやりだすと同人になってしまうわけなのですが…) でもね、だからこそ、こういう本編の流れは置いといて、で挟まる展開がいい こういうのずっと読んでいたいまでありますからね そして、姉弟子の小冊子付ですよ あれれー? 小冊子? はて…どこかで…? うん、やっぱりそうですよね 『なぜ空銀子はかわいいのか? 』ってタイトルで小冊子を出したのが、10巻です あれも、なかなかに良かったです 本編がシリアスになるからこそ、ああいう癒しがあるのは嬉しいですね 短編だとより幸せにイチャイチャと絡む二人が見れたのは良かったです そのあとに発売した11巻は、ドラマCD付きですよ そして、今回の12巻でもまた小冊子付 なんだか毎回付録がつくのが当たりまえみたいになってきてますよね 本編だけでも、あの熱血な展開を出すために注ぐ熱量は膨大だと思います それに加えてもう一手間が来ているのは本当にすごいと思いますね 今回の小冊子は姉弟子だし、前回も姉弟子回でしたが… そこまで一方的な攻勢は、二人のあいも許さないのではないかと思ってます りゅうおうのおしごと!は本当に魅力的なヒロインが多いですよね 今回も姉弟子のドアップですよ うん、いいね、素晴らしい、ありがたいじゃないか 今回も表紙は神懸っていた…本当にしらび先生のイラストは素敵 こちらは通常版のイラストですが…こちらはこちらで破壊力が抜群すぎる いやあ、なにより、どっちも姉弟子祭りとはね、本当にすごいことです だいたいどっちか片方は小学生がいるイメージだったのですがね 並み居る魅力的な小学生だちを押しのけて表紙を飾るのが本当にすごい やっぱり姉弟子は強いですね ついには、正妻が勝ち名乗りをあげるパターンとなった感じですね 前回の特装版である10巻の表紙は、和装の姉弟子でした うん、こちらも雅でいいですよね 白い着物というのは、もうそれだけで姉弟子に似合いすぎますしね で、もう一個、冷静に観察してあれ? となりました はい、注目するべきは姉弟子のお洋服です 右側のロリぃときの姉弟子も可愛いですが、今回注目すべきは左側です セーラーな姉弟子を見るのです こちらでも、同じく洋服は黒の セーラー服ですね で、これをしっかりみたうえでチェックしてほしい今回の表紙 ああ、これは浪速の白雪姫と呼ばれてしまいますわ 後ろに花が咲いてしまうほどに可憐ですからね、それはもうしょうがない というわけで、装いを新たにした姉弟子に八一がどんな言葉をかけるのか それに対して姉弟子がどんな反応を見せるのか、非常に楽しみです りゅうおうのおしごと!(最新刊)12巻 小冊子付特装版 感想・ネタバレあり 空銀子というキャラクターのモデルについて 最初に語られたのは、白鳥士郎先生から姉弟子(空銀子)のモデルや秘話がありました 『銀子のモデルは誰なんですか?』 これが作者さんがこの作品を作り始めて一番たくさん受けた質問とのことですが… 個人的には、みんな、モデルを気にしながら作品を楽しんでいるのだという事実に一番びっくりしました 姉弟子のファンからしたら、より多く姉弟子を楽しめる可能性もあるからという意味でのモデルを知りたいという欲求なのかもしれません でも、個人的には、モデルがどうこうではなく『姉弟子』というキャラを見てどう思ったか…からの話だと思っていました なので、作者さんに届くのは全然別の質問だと思ってたんですよね それに、それ以外にも聞いてみたい話はたくさんありますし 先生の一番お気に入りのエピソードは何ですか? とか キャラの生まれた順番はありますか? とか 先生の一番好きな小学生は誰ですか? とか ねえ、聞きたいことはこんなにあふれているのに ちょっとずれたので軌道修正 個人的に話を聞いたうえでおもしろいなと思ったのは、キャラが人気がでるタイミング やっぱり、スポットライトに当たらない限りキャラの人気はでない でも、シチュエーションも噛み合わないと本当に愛されるキャラにはならない 今回は、姉弟子が本当に見事に噛み合ったのだな…と思いました そして、それこそが、正ヒロインの条件なのかもしれないなとも感じました キャラの人気は、どこかしらキャラの待遇に直結するところってあると思います だからこそ、必要なときに愛されてくれたというのも、そのキャラの持つ地力のすごさなのかなと思ってます 姉弟子というたくさんの読者たちから愛されたキャラクター だからこそ、小冊子となり、今回も表紙をダブルで取れたのだろうな…と いろんな意味で、キャラや作品が愛されるということの意味を見た気がします 人気投票とかしたら姉弟子と天衣の二人が超強いだろうなぁ… でも、そういう可視化した圧倒的なデータも見たいわ 神戸のシンデレラは浪花の白雪姫に人気投票で白星をもらえるのか…非常に気になる で、そうなるなら他のキャラたちにもぜひ頑張ってほしい、特に供御飯万智さんには! (供御飯万智さんほんと好きなんです) 空銀子イラスト特別ギャラリー&ゲストイラストギャラリー、眼福の一言でした ライトノベルという作品の性質上、どうしても作品の流れに沿ったイラストになります そうなるとね、どうしても制約みたいなものが出てくるんですよね (いや、デンジャラス銀子みたいに制約を軽々と突破してくれる超すごいのもあったりするので、一概にそうとはいいきれませんけどね…) ただ、今回のイラスト集は、やっぱり特別だと思います 合計6枚にも及ぶ、姉弟子つめあわせ バレンタイン姉弟子 赤く染まった頬は寒さのせいと言い訳しそうなあの雰囲気がたまらない マフラーで口元を隠そうとしているところも恥じらいがあっていいですね そして、バカという声が聞こえてきそうな文字もいいアクセントでした 猫耳&しっぽが可愛い姉弟子 寒い冬でもあたたかそうなあの空間 見ているだけでもほのぼのしますね、素敵 そして、お茶が二つあるところも個人的に気になる 八一を待ってくつろぎモードなのかな…というのが分かる感じがまたいいですね 小学生な姉弟子 ああ、これは絶対に内弟子を意識してる奴だ…そう思わせるだけの絶妙な年齢ですよね あいと天衣と同い年の姉弟子とかね 想像するだけでまたいろいろと捗りますよね そして、その年代だったときっていうのがあるわけですからね これを見て八一が小学生好きになったのだとしたら、無理もないことだと思います まだカチューシャをつける前というのもポイント高い ここから成長していく感がすごいです 水着姿の姉弟子1 貧乳キャラはいじられる定めなのですよ そして、その気にしている姿が愛らしいという評判もありますからね こうしてみんなの注目を集めるのもしょうがないことなのです ジトっとした目をむけながらも、パーカーは脱いでますからね 恥ずかしいけど見せたくないとは言っていない そんな雰囲気が見られるのがまたいいですね 水着姿の姉弟子2 胸が…ある…? いや…ない…か? と、聞かれたら殴られそうなことを考えながら見ておりました いやいや、セクシーに迫りますね、これ 正面から近づかれたら八一さんが困っちゃうんじゃないですかね そして、これ絶対に後ろから眺めたいポージングですよね うん、素敵です 制服で将棋を指す姉弟子 将棋の駒を持ってますが正座ではありませんよ、体育座りです なのに、鉄壁のガードとタイツですよ まあでも、タイツって本当に破壊力が高いですよね、大好きです これ、向かいに竜王が座っていても集中できないんじゃないかしら まちがいなく男子なら見ちゃいますよねえ… そう思いながら楽しませてもらう、脚線美がすごかったです うん、どれも九頭竜先生、垂涎の一品ですね どれも可愛らしくて破壊力がすごかったです ニリツ先生 俺は『賭博師は祈らない』という作品で知ってから個人的に激押ししている先生です 本当にね、イラストで描かれる世界が素敵なのですよ あと、洋服や小道具の部分(今回で言えば将棋駒)の書き込みが本当に素敵 今回は敵と対峙した姉弟子感があってまたよかったです ふぁるまろ先生 このバルキリーを見て絵買いをした男とは、俺の事よ… というわけで、ふぁるまろ先生の大ファンです このイラストの髪の毛部分などもそうなのですが、柔らかな曲線が本当にすごくて 見ているだけで幸せになれる可愛い女の子を描かれるのですよね 今回の姉弟子も髪の描かれ方、あとはマフラーの描き方が絶品でした ほんとうに可愛い、すごい…(語彙力消失 銀子とただイチャイチャするだけの話の感想 最初から最後まで、終始イチャイチャするだけの話 糖度満点で大変ありがたい内容となっていました というか、理由をつけて相手のお宅に突撃訪問ですよ 「来ちゃった(はぁと)」を九頭竜先生がやってくれるのがまたいい まあでも、追い返さずにそこから準備に取り掛かる空先生の素晴らしさよ 持ち時間をたっぷり使って準備を整える乙女の恥じらい方がいいですね 片付けていない部屋、しっかりお風呂に入っていない自分 宅配のお兄さんに見せるのはよくても、自分の好きな人に見せるのはイヤだ…と 本当の私の魅力はこんなものじゃないというのを本人がよく自覚してますよね だからこそ、その恋心の破壊力がすごいわけですが というか、今回ので分かったけど、桂香さん、二人分のノロケを聞くのね 八一と銀子の二人分、うん、すごい量になりそうだね そして、ここまであからさまな物を送られてきても消毒で片付けられるあいのメンタルよ… 今回もオチ(堕ち?)要員に使われてしまったあいの明日はどっちだ あの、ね、声は本当に可愛いからね、あいもね なので、ぜひとも愛されキャラとして復活していただきたい 大変楽しませていただきました.

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『りゅうおうのおしごと(12)』限定版の小冊子の感想(ネタバレ注意)

りゅうおう の お しごと 12 巻

まさか姉弟子と八一が結ばれるとは思わなかった件 今回一番驚かされらのは、八一と姉弟子が結ばれたことですね! 普通に考えて、ライトノベルのメインヒロインは1巻の表紙になった女の子になり、順当にストーリーが進めばそのヒロインと結ばれるものです。 特に本作の場合ですとあいと八一は師弟関係で結ばれています。 その上5巻の名人戦にてあいがいたからこそ、八一は仲間の大切さを思い出して名人を打ち破れるようになりました。 八一にとってあいはかけがえのない人なのです。 将棋星人が良い設定だと思う 将棋星人とは作中で将棋がめちゃ強い人たちの通称であります。 作中では名人や八一などのトップクラスの棋士たちがそのように言われていましたね。 他の作品でいうところでいうと、以下のような感じでしょうか?• Xラウンダー• 魔法使い• 覇王色の覇気• 天才 (これら全て分かった人とは友達になれると思います) ようするに将棋星人とは選ばれた特別な人間にしかなれないような存在なんですよね。 この将棋星人という設定があることにより、 作中では天才棋士と凡人棋士との間に良い意味で思考のズレなどが発生して隔たりが生まれることになります。 姉弟子の夢を叶える難易度は高すぎて無理ゲーレベル 特に姉弟子と八一との関係には「将棋星人」の設定や「才能」が大きく関わっていましたね。 八一は作中でもトップクラスの才能を持つ「将棋星人」です。 物語開始当初は戦績にムラがあったようなのですが、作中の出来事を通じて才能が開花し始めて、5巻の名人戦以降ではほとんどの騎士よりも強い状態になりました。 普通の棋士では彼に勝つことが難しいような状態です。 姉弟子はそんな八一の隣に立つことを目標として三段リーグの激戦を戦っていきます。 最初から最強クラスのプロ棋士が目標なのです。 女性棋士なのでファンからもサービスを求められることが多い• 生まれつき体が弱い このように姉弟子は、他の騎士と比べると圧倒的に不利な状態で戦わないといけなく、生まれた時から目標の難易度が大幅に上がっているのです。 そんな中で無理ゲーに近い夢を追いかけて、それを叶えようと努力する姉弟子の姿は素晴らしいとしか言いようがありませんね! なんていうんでしょうか? 素晴らしいとしか言いようがないですね! ボコボコにされるフラグが建った創多 創多といえば八一と同じ天才棋士であり、世界初の小学生プロ棋士になるのではないかと将来を嘱望されている人物です。 姉弟子は以前と対局して勝ったものの、彼と自分と才能がかけ離れていることを痛感して絶望しました。 しかし今回にて姉弟子に敗北したことにより、長時間にわたる対局に弱いという弱点が露見してしまうことになります。 彼の実力は八一などの他の棋士も認めるレベル。 それでも強力な棋士であることには変わりがないのですが、作中でも述べられているようにこれからその弱点を狙われることになってしまうはずです。 三段リーグは一敗するとそこからずるずると負けてしまう可能性のある真野リーグ。 たとえ創多がプロレベルの棋力を持つ棋士であろうと、一度敗北してしまえばそこから立ち直れなくなってしまうのかもしれません。 どちらにせよ闇落ちしてしまう可能性が高く、次に姉弟子と対局することになった場合、復讐者のような表情になって憎悪をむき出しにして対局するのではないかと予想します。 次回からの見どころ 鋼介の真の狙いは? 普通じゃない手を棋士が放つ時、そこには必ず深い読みが入っている。 隠された理由が。 「八一くんに……あいちゃんを内弟子にしろと最初に言ったのは、誰だった?」 作中の桂香さんの回想より この桂香さんの回想から察するに、鋼介は八一にあいの師匠になるのを進めたのには何かしらの理由があることが推測できます。 あいは優れた将棋の才能を持っていました。 しかし将棋に出会ったタイミングは女流棋士を目指すには遅すぎる8歳という年齢です。 天衣のように幼い頃から将棋をやっており、なおかつ優れた才能を持った棋士を弟子にするには納得できるのですが、年齢的なことを考慮するとあいを弟子にするのは少しリスクが高かったのかと思います。 なぜ鋼介は八一にあいを弟子にするように進めたのでしょうか? 考えられる理由の一つとして、姉弟子にライバルを作ってあげたかったというものが上がります。 八一が天衣を弟子に取ろうと考えた理由と同じ感じですね。 姉弟子は将棋の実力が高く、女性の棋士では不可能です。 なので彼女を刺激するようなライバルを作るのはとても難しいです。 そこで八一に気があり、なおかつ才能を持っているあいを招くことで、姉弟子をさらに強く育てようと考えたのではないでしょうか。 八一と於鬼頭曜さんとの対決は? 於鬼頭曜とは「玉将」と「帝位」のタイトルを持つ棋士です。 作中で初めて「コンピューターに負けた棋士」であり、それ以降は人間との研究会をやめて、AIの研究ばかりするようになりました。 その結果、「捌きのマエストロ」こと生石充を完膚無きまでに打ち破り、彼の持っていた「玉将」のタイトルを奪います。 現在のタイトルホルダーは彼を除くと名人と八一しかいないので、実績だけでいえばその二人と同等と言って良いでしょう。 今回にて八一が「帝位」のタイトル挑戦者決定戦に出場することが判明し、順当に行けば於鬼頭さんとも対決することになります。 名人に次ぐ実力を持つ二人の天才の戦い。 どうなるんでしょうね? 名人VS姉弟子のフラグが立ちました 今回印象的だったのは、最強の棋士である名人が姉弟子と対局したいと言ったことですね。 名人といえば八一が5巻の竜王防衛戦で対局することになった男であり、その圧倒的な実力の前に八一は絶望してしまいました。 ボスキャラとしての圧倒的な風格を持っており、読んでいる時に私は「こんな奴どうやって勝つんだよ!」と思ってしまいましたね。 その時は八一が竜王のタイトルを失冠をするのではないかとも考えていました。 おそらく私同じようなことを思った人も多いのかと思います。 自分が国民栄誉賞を受賞した会見にて、自分の賞のことを先人たちの偉業の後追いだと述べ過小評価したのちに、姉弟子が「女性がプロ棋士になる」という夢を道無き道を進んでいるすごい人間だと言っていました。 あの最強の名人が姉弟子を自分よりも優れた偉業があると言っているのです。 姉弟子はまだプロ棋士になるという夢は叶えていませんが、このシーンにて彼女の努力が報われたような気持ちになり、とても嬉しくなりましたね。 5巻にて八一と名人との戦いはとても面白く、読者全員をハッピーにしました。 そして今回は姉弟子に嬉しい言葉をかけて幸せな気持ちにしています。 登場しただけで人を幸せにする男、名人。 名人は将棋の実力、キャラクター性などが高く、素晴らしい人間だということを改めて痛感しますね。 今回名人が姉弟子と戦いたいと述べたことにより、姉弟子VS名人の対決フラグが立ちました。 将棋星人に恋い焦がれた人間が、最強の将棋星人に挑む。 そんな熱い展開を早く見たいです!.

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『りゅうおうのおしごと』12巻感想~帝位編・三段リーグ編

りゅうおう の お しごと 12 巻

遂に描かれちゃった過酷な現実 つい「弱い方」を応援したくなります。 それは世間的に見てもメジャーな「応援の仕方」なのだと思う。 ある者は弱者が強者を破るドラマを夢見て、感動を覚えたいから。 ある者は自身とを重ね合わせて、勇気を貰えるから。 そして。 誰もが夢を叶えるハッピーエンドを見たいから。 後の無い者が夢を掴み、先のある者は、未来で夢を掴んで欲しい。 そうした誰もが幸せになるハッピーエンドは、しかし、年齢制限がある世界では存在出来ません。 毎年「後の無い者」が現れるから、毎年必ず敗者が出てしまう。 そういった過酷な現実を、遂に突き付けられてしまったというのが、12巻の率直な感想です。 ただ、だからこそ、今作は名作たり得るのだと確信しました。 鏡州を全力で応援してた 勧善懲悪の物語ではない限り、必ずしも最後に笑うのが主人公サイドである必要はありません。 特にスポーツものとかだと、そうだと思うのですけれど、僕は「相手を応援できちゃうほど魅力的な対戦相手」が出てくる作品が大好きです。 どっちも負けるな、頑張れと心の中で応援しつつ読み進められる作品に心揺さぶられちゃうのです。 例えば、「SLAM DUNK」。 部活は3年間という期限が付いていて、どうしても「負けたら引退」という状況が生まれます。 3年生がいるチームは、それだけにどこも必死になってくるわけです。 中でも個人的に好きだったのは、藤真健司。 監督のいない翔陽高校で、プレイングマネージャーだった藤真。 頭脳明晰だし。 誰よりも熱いし。 チームメイト皆から慕われていて、どんな時でもスポーツマンシップに則った言動が出来る。 田岡監督の言葉のように「最初から選手として試合に出られていたら…」。 そう思わずにはいられないほど、魅力的な相手でしたし、その点悔いのようなものが残る選手でした。 選手専任の藤真率いる翔陽と湘北の試合を見て見たかった。 まぁ、藤真は引退しませんでしたけれど、この試合はどちらの高校も応援して読んでましたね。 本作の話に戻りますが、鏡州飛馬は、僕がずっと応援していたキャラクターでした。 どれくらい応援してたかと言えば、桂香と同じくらいには応援してました。 だって、メッチャ善い人じゃないですか。 勝負の世界で、もう後が無いにも関わらず、笑顔で後輩の面倒を見ちゃう。 彼のなにが良いって、腹の裡ではちゃんと奸計を巡らせてるところなんですよね。 今回だって、創多が負ければとか考えてる。 ちゃんと善性と悪性を併せ持つ人間らしい部分を持ちつつも、絶対に卑怯な手は使わないし、悪い考えを自省して正々堂々を貫く。 そして、手を差し伸べる。 もし彼が坂梨を励ますような一言を言わなければ、鏡州がプロになれてたかもしれなかったのに…。 坂梨に声を掛けたことを後悔するとか絶対にしないんだろうなぁ。 銀子だって、彼女の苦労とか悩みとかを散々知っている訳だから、勝って欲しいと思ってました。 でも、鏡州にも勝って欲しくて。 結末を読んだ今でも、正直複雑な気分です。 創多が大泣きして、夢を引き継いでくれたことがせめてもの救いでした。 あれが無かったら、僕の心の中はもっと荒れてたかもしれません。 これまではなんだかんだと辛い現実を回避してくれてました。 桂香とかね。 彼女のドラマも、「どうしても女流棋士になるんだ」という想いに強く心を揺さぶられたので、非常に感動しました。 挫折と苦労を散々重ねてきた末、漸く報われたのですから、そりゃ嬉しかったです。 今回もなんだかんだと鏡州の苦労が報われるものだとどこかで期待していたのですけれど…。 期待していた分、ショックも大きかった。 ただ、白鳥先生の言葉を信じるのであれば、アフターケアはこの先しっかりとしてくれそうです。 そこに期待します。 魔王が討ち滅ぼされる物語が始まる? 残酷な現実が突き付けられた。 これは、西の魔王による残虐物語のほんの始まりに過ぎないのかもしれないなと「感想戦」を読んで感じました。 於鬼頭の掲げた「自分の才能を知れば不幸は減る」という考えは、間違っていたのでしょうか。 主人公(八一)が否定し、怒りさえ覚えたのですから、作品的には「間違い」と見做すのが筋なのかもしれません。 けれど、「そうじゃないよ」というのが、「感想戦」で描かれていたのかなと。 於鬼頭って「不幸な人間」を知ってる側なんですよね。 「自分が死ぬことで、不幸にした人々への償いになる」的なことを本気で考え、実行にまで移しちゃうくらいには知ってる。 決して思い込みとかでなくて、そういう人間たちを見て来たはずなのですよ。 であるならば、「その努力で不幸になる人はいない」という八一の言葉こそ、「類い稀な才能を持つ」が故の誤謬。 八一は知らないはずです。 最愛の女性の苦悩を。 自身の才が、彼女を苦しめていた事実を。 ただただ勘違いをしているんです。 空銀子は、強い棋士であると。 その勘違いが。 好きだからこその間違った評価が。 知らず知らず銀子を蝕み、やがて彼女を不幸にしちゃうんじゃないかな…。 自分のせいで最愛の人を不幸にしてしまった。 そう自覚した時、八一は、本当に魔王になってしまうんじゃないかな…。 次巻から始まる新章は、いよいよシリーズの最終章になる気がします。 主人公が魔王に堕ちるところから始まり、その魔王が打ち滅ぼされるまでの物語が。 竜王のお仕事は、勇者を生む事。 自身が魔王となり、倒されることで、小さな女の子たちを勇者にすることが、八一に課された仕事。 あいと天衣、2人の勇者が八一という魔王を倒す物語。 その導入となるお話だったようにも思ってしまいました。 終わりに 八一、魔王になる前に、本物のロリ王になりました。 女児とキスするとか、マジロリコン。 12巻のロリ王は、 「この俺が、小学生の気配を感じられない……だと? 」 という名言も飛び出すなど、最初から最後まで非常に絶好調でしたねw その中でも最大のトピックは、やはり天衣とのキスですね。 まさか…でしたよ。 本当に不意を突かれたのかと疑わしいレベル。 この一連のシークエンスですが、伏線ですよね、きっと。 帰りの車内での天衣の可愛さにごまかされそうになりましたが。 天衣がキスしたのですから、いつかあいだってすると思うのですよ。 じゃあ、いつかと言えば、クライマックスしかないのかなと。 あいが魔王八一を倒して、キスをすることで、八一を人間に戻す。 りゅうおうになった八一をロリ王に戻してあげる魔法のキス。 穿ち過ぎだと自分でも思うのですが、貴重なラブコメシーンまで伏線に思えてきました。 それもこれも「感想戦」のせいですよ。 あんな不穏なラストを読まされると、どうしても…ね。 まぁ、どうなるかは分かりませんが、新展開に大いに期待して、今回の感想は終わります。 最後までお読みいただきありがとうございました。

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