ずい ずい 顔 文字。 顔師古(がんしこ)とは

六花亭『ずいずいずっころばし』: 林檎の日記

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東亜連邦パトロール隊 「で、データリンクが・・・消えた・・」 「ブラックアウトした・・・」 「A-50が、撃墜された」 動揺が走っていた。 その頃 第94航空団第3飛行小隊「ピジョット隊」隊長機 ピジョット1 「消えた・・・・」 自機のレーダー上から消えたA-50を見ながら柳木三佐は言い 「{東亜連邦人搭乗員16人が・・・・・}」 言い知れぬ負の感情にとらわれ始めていたが 「ピジョット1からピジョット7・8へ、目標の撃墜を確認護衛機の動きに注意しろ」 柳木三佐は指示を出し 「了解」 僚機からも返答が来る 「イーグル隊」隊長機 イーグル1 「護衛は二機のMIG35、現在2時と10時の方向距離65㌔の高度9800メートル・・・」 ここで神田三佐は異変に気付く。 「{ん?・・護衛のMIG35が離脱しない・・データリンクが使えない状況で無理に戦う必要はない、そちらの護衛任務は解除されたのだ、早く母艦に帰投しろ}」 神田三佐が思う中、敵機は離脱せずに向かってくる姿勢を崩さない。 「{やるのか}」 向こうの戦闘意志アリと判断し神田三佐は 「イーグル1より全機へ、護衛のMIG35二機がむかってくるぞ、左前方Aが隊長機だろうこいつは私が引き受ける、右後方Bを頼む。 ピジョット隊は向かってくるパトロールを抑え込んでくれ」 神田三佐は僚機に言い 「イーグル2了解」 「イーグル3了解」 「ピジョット1了解した、ケツは任せておいてくれ」 柳木三佐は言い僚機を引き連れ、向かってくるMIG35を抑え込むべく降下していった。 降下していくピジョット隊を見ながら 「{彼らは今、主機を撃墜されいきり立っている、やはり・・・やるしかないのか} 神田三佐は感じていた。 その頃 第6護衛隊群 旗艦 「ずいかく」 CIC 「ピジョット隊、A-50を撃墜確認、「ピジョット」「イーグル」両隊に損害はありません」 モニターを見ている乗員は言い回りも 「これで小笠原諸島作戦海域をカバーしている東亜連邦のレーダー能力はダウンした」 「これで、オペレーション「イーグル」の第一段階をパスした」 回りも言うが 「ですが、風吹艦長、東亜連邦機はデータリンクが破壊されても護衛・パトロール共に離脱せず、追撃姿勢を崩しません」 乗員は風吹一佐に言い 「何があっても航空優勢は手放さない、死守の構えだな」 白谷群司令もモニターを見ながら言い 「それは我々も同じです。 向こうは今50㌔以上の視界を無くしています。 十分な距離をとれば優位に戦う事ができるでしょう」 風吹一佐は白谷群司令に言った。 上空 第94航空団 第4飛行小隊「イーグル隊」隊長機イーグル1 「距離60㌔、向こうはまだ此方が見えていない闇の中手探りで接近しているか」 神田三佐がレーダーを注視していた時だった 「!!」 レーダー上に表示さる敵機を示す光点が重なったのだ 「イーグル1より2・3へAがBに重なった。 向こうはトリッキーな動きをしてるぞ警戒しろ」 僚機に指示を出し 「了解」 「距離55㌔これ以上は危険領域です、こちらはBをやります」 僚機は言い 「目標Bロックオン、ミサイル発射ッ」 敵Bに向けてウェポンベイよりミサイルが発射され敵機に向かう。 「敵機B回避機動・・・」 神田三佐も敵の動きを注視する中 「敵機Bにミサイル命中!」 しかし次の瞬間だった、 「!!、A探知ッ、Bの背後に隠れて接近距離40㌔ッ」 そして 「ロックオンされたっ」 神田三佐は自機がロックオンされた事を言い 「欺瞞弾で回避ッ」 フレアを焚きミサイルを回避する。 その中 「{なんて無茶苦茶な戦法だ、僚機が被弾覚悟で囮になりレーダを掻いくぐる、これが東亜連邦海軍がF-35との戦闘で編み出した戦い方だと言いたいのか}」 神田三佐は思いつつも直ぐに切り替え 「敵Aは距離を確保するため、逆方向へと離脱すると読む。 しかし本機は高速を維持しながら上昇し旋回半径を最小にとりターンする敵Aの背後に降下する。 ハイスピードヨーヨーだ」 神田三佐は言いつつもその通りに行動し 「見えた・・・・」 敵機を確認し 「奴も9Gの圧力に耐えている」 そして 「ロックオン、ミサイル発射ッ」 敵機に向けて2発のミサイルがウェポンベイから発射される。 「{一瞬、敵機のコックピットの中の顔が歪んだ気がした・・・・}」 神田三佐が思うよりも早くミサイルは着弾し敵機を木っ端みじんにするのだった。 第6護衛隊群 旗艦 「ずいかく」 第94航空団パイロット待機室 「「ピジョット」・「イーグル」両隊がA-50・敵機の護衛とパトロールを叩いたとしかも両隊に損害なしの無傷だとよ」 待機室に「プレデター」「アーノルド」「ファルコン」の3隊の隊員とその指揮官がいる中各隊の隊員らは言い 「やりますね、柳木三佐に神田三佐も」 一人が言い 「これで小笠原諸島上空の航空優勢はこっちのもんだな」 一人は言い、もう一人は 「残った東亜連邦機も空母「グルシャ」に引返していったとよ」 興奮気味に言い 「じゃぁ大勝利じゃねぇか」 もう一人も言う、そんな中 「これで全てが終わればだがな」 「プレデター隊」隊長の二条三佐がすかさず釘をさす。 これに 「はっ、」 隊員らも返事をする。 旗艦 ずいかく CIC 「「ピジョット隊」も「イーグル隊」もよくやってくれた・・・だが航空優勢は維持しなければその意味はない。 」 白谷群司令は言い 「わが艦隊も春島140㌔まで接近している。 明日のHアワーの明朝までは絶対確保だ」 モニターを確認しつつ群司令は言った。 そこに 「白谷群司令、早期警戒機「スカイアイ」からの報告です。 2000現在秋島北東100㌔洋上東亞連邦空母「グルシャ」から複数の戦闘機の発艦を探知総数不明以上です」 通信担当が報告し 「やはり、終わらんか・・・・・」 白谷群司令は言い 「一体何機上げる気だ」 深山航空団司令もモニターを見つつ言ったのだった。

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顔師古(がんしこ)とは

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「ならば、今の 伝令 ( でんれい )は、何事であるのか。 」 瑞高 ( ずいこう )の表情は只ならぬ形相に変じた。 阿流 ( ある )も、 瑞高 ( ずいこう )と同じ思いであったが、直ぐに伝令に確認を求めた。 「 冀将軍 ( きしょうぐん )であるという根拠は何か。 」 「朝廷軍の中心に 冀将軍 ( きしょうぐん )の旗がたなびいております。 」 「 冀将軍 ( きしょうぐん )の首を知るものはいるのか。 」 「ただ今、 子鄭昊殿 ( していこうどの )の配下を、もぐりこませておりますれば、直に帰って参るでありましょう。 だが、その者も立ち去る前に、「あれは、 冀将軍 ( きしょうぐん )だ」と申しておりました。 冀将軍 ( きしょうぐん )は朝廷軍の頭であります。 敵、味方にその存在を明らかにするのが常であるとのことであります。 」 それを聞いた 瑞高 ( ずいこう )は、苦虫を潰した顔をして、それでも自分にむかってくる敵に対しては、改めて大いなる闘志をむき出しにして、拳をしっかり握りしめた。 「敵、冀将軍の兵は、多く見積もっても三万だ。 わが軍は数では圧倒しているので心配することはない。 たちどころに返り討ちにしてやろうぞ。 」 衛河 ( えいが )の支流には、いくつもの天然の水路が出来ているが、その水路に囲まれて旗が揚がっている。 瑞高側 ( ずいこうがわ )から見れば、声は四方八方から聞こえるのであるが、それぞれに孤立していることが丸見えである。 阿流 ( ある )は、 瑞高 ( ずいこう )の意を踏まえて、 「よいか、敵は、水路と水路の間にできた瀬の上にいる。 小船を出して、水路を塞ぎ、敵を孤立させよ。 」 衛河 ( えいが )の河口は、水路を上って瀬を取り囲む 瑞高軍 ( ずいこうぐん )と、瀬に誘い込で力を分散させようとする 冀将軍 ( きしょうぐん )のせめぎ合いで、緊張した空気に包まれた。 縦横に入り乱れる水路を次第に 瑞高軍 ( ずいこうぐん )が埋め尽くした頃である。 それぞれの瀬に隠れていた兵士が姿を現し、一斉に太鼓の音が鳴りだした。 すると、水路の 瑞高軍船 ( ずいこうぐんせん )を狙って無数の火矢が射られ、船という船に火が回った。 瑞高の作戦は見事に読まれていた。 水路に詰め寄った 瑞高軍 ( ずいこうぐん )は前にも後ろにも進めず、さらには、水面に油が巻かれ、 衛河 ( えいが )の河口は、たちまちのうちに火の河となった。 船は沈み、兵士たちは火の河に飛び込んだまま、再び浮かび上がらなかった。 瑞高 ( ずいこう )は、その姿を見て 呆然 ( ぼうぜん )と 佇 ( たたず )んでしまった。 海上戦での 無惨敗北 ( むざんはいぼく )に続いて、またしてもこのような負け戦を迎えようとは、 瑞高 ( ずいこう )としてはとても現実として認めることが出来なかった。 瑞高 ( ずいこう )も、このまま 冀将軍 ( きしょうぐん )の軍門に下ることは出来ない。 「 将軍旗 ( しょうぐんき )あるところに、 冀将軍 ( きしょうぐん )はいる。 」と先ほどの伝令が言った言葉が 瑞高 ( ずいこう )の頭をよぎった。 阿流 ( ある )を呼びつけると、 「ここで敵に 怯 ( ひる )んでは南海の海賊の名がすたる。 阿流 ( ある )よ、 冀将軍 ( きしょうぐん )の本陣を狙え。 敵は、水路と水路に分断されている。 敵本陣 ( てきほんじん )を取り囲んで、 冀 ( き )を殺せ。 」 瑞高 ( ずいこう )は珍しく 甲高 ( かんだか )い声をあげ、感情を顕わにして命じた。 だが 冀将軍 ( きしょうぐん )は、追えば追うほどに陸地の奥に引きづりこまれそうに思えた。 「敵船、青銅船ビゴーがこちらに向かっております。 」 物見の声が響いた。 その声に 瑞高 ( ずいこう )は、はっとわれを取り戻した。 波間の向こうに、銀色に輝くビゴーの雄姿が見えた。 「おおっ、青銅船ビゴー。 ドウンをものともせずに、堂々としている。 われが求めるものは、これだ。 」 輝くビゴーが眼に入ると、再び、その 虜 ( とりこ )になってしまった。 瑞高 ( ずいこう )は、ビゴーを眺めているだけで、 冀将軍 ( きしょうぐん )と戦う意欲も、はるばる 朝歌 ( ちょうか )まで出向く気概も失ってしまった。 折あらば、もう一度海に戻って、ビゴーと戦いたい。 あのビゴーを奪いたい。 自分で操縦してみたいという激しい思いに襲われたのである。 「全軍、 司馬冀 ( しばき )の誘いに乗ってはならない。 火の河を相手にしてはならぬ。 当初の予定通り、しばらくはこの地に腰を下ろし、北狄の騎馬隊が、河北に姿を現すまで待て。 その間、わが軍は海に出て、ビゴーをわが軍のものとしようぞ。 」 瑞高 ( ずいこう )の目は、銀色に輝く青銅船ビゴーに魅いられ、勝手に自分に都合の良い夢想を描いてしまった。 瑞高 ( ずいこう )の動きをじっと観察していた 魁総司令官 ( かいそうしれいかん )は、 瑞高 ( ずいこう )が河口に腰を据えたと見るや、直ぐに次の行動に移した。 まずは、 瑞高 ( ずいこう )をこのまま引き留めるために、一日に一回、河口周辺にビゴーを巡行させ、 瑞高軍 ( ずいこうぐん )を 渤海 ( ぼっかい ) 湾奥 ( わんおく )に閉じ込めてしまった。 さらには、南の 済水口 ( せいすいぐち )に 上陸基地 ( じょうりくきち )を設け、 瑞高 ( ずいこう )には気づかれないように、随時、兵を上陸させ始めた。 上陸作戦を指揮しているのは、左翼を固めている 有襄顓 ( ゆうじょうせん )、 魁 ( かい )の弟である。 有襄顓 ( ゆうじょうせん )は、小船に乗ってビゴーにやってきて 八潮 ( やしお )に会った。 「われら朝廷軍は、これより随時、 済水 ( せいすい )河口岸に上陸し、迂回して 衛河 ( えいが )の上流に向かう。 敵、 瑞高 ( ずいこう )五万の兵と軍船は 冀将軍 ( きしょうぐん )が壁となってとどめており、動く気配はない。 魁聰司令官 ( かいそうしれいかん )からの連絡によると、 瑞高 ( ずいこう )は、 北狄 ( ほくてき )の騎馬隊が河北の地に現れるまでは、このまま、すわりこみを決めたようである。 それまで 瑞高 ( ずいこう )の関心は、まさにこのビゴー船にあり。 われら部隊は、この間に、二万の兵を済水から上陸させ、朝歌に送る手筈でおります。 瑞高 ( ずいこう )の心をしっかりと掴んで、奴らを再び、 渤海 ( ぼっかい )にお誘い下さるようにお願いいたします。 」 八潮 ( やしお )は、まだ、十八歳である。 船長と言ってもそれらしき風格が備わっているわけではない。 それだけに、 顓 ( せん )のテキパキとした態度には、大いに心を打たれた。 「 顓殿 ( せんどの )のご配慮、ありがたく 拝聴 ( はいちょう )致しました。 われ、 青銅船 ( せいどうせん )ビゴーの 船長 ( ふなおさ )として、必ずや、 瑞高 ( ずいこう )をおびき寄せて見せましょう。 われビゴーの船長なれど、 黥王船団 ( げいわんせんだん )の一員であります。 黥王殿 ( げいわんどの )との連携のもと、直ぐにでも、 瑞高 ( ずいこう )をドウンに乗せて見せましょうぞ。 」 と言うなり、 八潮 ( やしお )は、 鮫牙 ( こうが )に向かって、 「 奄美 ( あまみ )の 赤横縞旗 ( あかよこしまき )をビゴーの船体一杯に掲げよ。 」 八潮は、 黥王 ( げいわん )の司令船に向かって、ビゴー船の意思を明確に現した。 黥王 ( げいわん )の反応は 電撃的 ( でんげきてき )である。 有襄顓 ( ゆうじょうせん )がビゴーから離れるころには、すでに、 黥王 ( げいわん )の船団はビゴーの背後について一体となった。 八潮 ( やしお )は、ルメカ副官にも確認した。 「ルメカ副官、 瑞高 ( ずいこう )との海戦は、これで最後と致しましょう。 」 「分かっております。 われも 瑞高 ( ずいこう )とは、これまでに何度、戦いを重ねてきたことか、数え切れないほどであります。 今回、改良の青銅船ビゴーになってからは、初めての海戦でありました。 瑞高 ( ずいこう )は、その初戦が負け戦とあれば、どれほどに悔しい思いをしているか、その顔が浮かぶようであります。 必ずや、全力をあげてビゴーを奪い取りにくるに違いありません。 」 「ビゴーの建造は、ルメカ副官がなされた。 ビゴー船団の司令官は 黥王殿 ( げいわんどの )であります。 われは 潮見 ( しおみ )の 八潮 ( やしお )と言われて、潮の流れと、あめつちを味方に付けることが出来ます。 まさしく無敵の船団でありましょう。 瑞高 ( ずいこう )は、海賊ではありますが、 会稽山 ( かいけいざん )の 大禹陵 ( だいうりょう )の 墓守 ( はかもり )でもあります。 女媧 ( じょか )の血筋をもつ海賊であります。 龍神 ( りゅうじん )への思いは、人一倍と聞いております。 われも 大龍 ( だいりゅう )の 守護神 ( しゅごしん )なれば、今まさに、 渤海 ( ぼっかい )の 龍神 ( りゅうじん )となって、 瑞高 ( ずいこう )を 誘 ( おび )き寄せて見せましょう。 」 ビゴーは、 赤横縞旗 ( あかよこしまき )をはためかせて、船団の先頭に立った。 雲が立ち込め、次第に海面に降りてくると、 黥王船団 ( げいわんせんだん )は 渤海 ( ぼっかい )の最奥部をゆっくりと旋回し始めた。 まるで、 龍神 ( りゅうじん )が天に昇るかの如く、時を待っている姿であった。 瑞高 ( ずいこう )がその様を見逃すはずはない。 「おおっ、 渤海 ( ぼっかい )の 龍神 ( りゅうじん )が現れるぞ。 女媧 ( じょか )の魂が、ビゴーと共に現れる。 全員、船に戻るのだ。 女媧 ( じょか )がわれ等を守ってくれよう。 ビゴーこそは、われが乗るに最も相応しい。 」 次々に、瑞高の船が渤海に現れて来た。

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#一織(BLEACH) #黒崎織姫 この胸いっぱいの愛を

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僕らがいま現場で頭を悩ませているのは、「抗がん剤か、緩和ケアか、代替医療か」のようなことではない。 もうそんな対比はすっかり古びてしまっている。 いま、僕らが悩んでいるのは 「抗がん剤や免疫チェックポイント阻害薬などたくさんの選択肢を、患者さんの人生においてどのように活用していくか」のみである。 以前の世界では、抗がん剤治療と緩和ケアの間には大きな断絶があった。 「もうできる治療はありません、あとは緩和ケア病棟でゆっくり余生を」などと言われても、身体的にも精神的にも元気な人がたくさんいた。 人が死に向かうまでのプロセスに、医療技術が追い付いていなかった。 いわゆる代替医療がつけ込む空隙が、抗がん剤治療と緩和ケアの間に広く横たわっていた。 しかし今、その空隙はどんどん埋まっている。 抗がん剤・分子標的薬といった治療法が数多く開発され、選択肢が増えた。 支持療法も発展することで副作用がほとんどなく治療を継続できるようになった。 そして免疫チェックポイント阻害薬の登場により、大きな有害事象さえ起きなければ、ほぼ副作用を自覚することなく、そして全身状態が多少悪くなったとしても治療を継続できるようになった(そしてそれによって劇的な効果を得て、ほぼ治癒に近い状態になる方もいる)。 死に向かうプロセスのかなり最後の時間まで、がんに対する治療が可能になったことで、緩和ケアは「もう積極的治療が無くなってから受診してください」などと言っている余裕はなくなった。 緩和ケアは、この流れの中にアドオンする形でしか存在価値がなくなってきている。 今はまだ、緩和ケア病棟という場の価値はあるものの、少なくとも現行の保険制度のままでは、そのルールはもうすぐ時代に合わなくなる。 抗がん剤治療中から積極的に関わっていかなければ、亡くなる1週間前に「初めまして」という患者ばかりに、いずれなるだろう。 それでは、緩和ケアの真価を発揮できることはないし、そもそもそんな専門家が必要なのか?と、存在意義まで問われる。 このように、標準的な治療の選択肢はこの10年であふれるほどに増え、それを遂行できる技術も高まりつつある。 元気なうちから「もうできる治療はないですよ」、という時代から、どうすればその治療選択肢の全てを、命あるうちに使いきれるのかという時代に突入しようとしている。 そんな時代に、もう特段に目新しい技術も生まれてこない代替医療を信じて身をささげる意味って?最先端のテクノロジーで日々生み出されていく治療法の傍らで、業者が頭の中で「良いに違いない」と思いついた方法をこれからも信じられるかどうか。 その宗教性・求心力が失われてきているのではないかと感じている。 現に10年前と比べると、代替療法を受けたいから紹介状を、という依頼は格段に減っている。 確かに10年前、遅々として進まなかった抗がん剤治療開発と、稚拙な緩和ケアという時代の中で、免疫細胞療法などの非標準治療は輝かしいもうひとつの希望だった(偽りの希望ではあっても)。 それはまるで、二台の車がお互いにレースを競い合っているような姿であったともいえる。 しかし今、標準治療という車は大きくクラスチェンジし、もう1台の車などものともしないスピードで抜き去っていける性能へ進化した。 それでもなお型落ちのクラシックカーに、人生を預けて乗り込むのだろうか。 人は、合理的な選択だけをして生きていくわけではない、という部分はある。 しかし、代替療法だけに傾倒する生き方というのは、現在ではもう愚行権のレベルを超えてきている気がするのだ(高齢や体調で治療ができないとか、寿命が短くなっても抗がん剤はしない、というポリシーを持っているとかではない限り)。 時代が大きく変わっていく。 もちろんニセ医療はゼロにはならないだろうが、その存在感は今後もっと小さくなって、無視できるほどになっていくのだろう。 「そんな時代もありましたね」 と言われるときが近づいてきている。 ここからの有料部分は、この時代だからこそ患者さんが考えなければならない「生き方」についてと、僕らが見ている「経験の檻」への注意について。 マガジン『コトバとコミュニティの実験場』に登録いただいている方はそのままお進みください。

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