お前 不 適切。 「お前」が不適切だという件についてお前らはどう思う?

「お前」は不適切なフレーズなのか?中日応援歌に見る選手とファンの関係。(2/3)

お前 不 適切

提供 「そんなに強く主張したつもり、無かったんだけどな~」というボヤキが聞こえてきそうな与田監督。 選手、ファン、報道のあり方を考えさせられる出来事。 あれはたぶん、高校2年生の初日だった。 担任になった国語の先生が、教壇に立つなり開口一番、こう言った。 「ぼくはたぬきだ!」 あっけにとられたが、すぐにタネは明かされた。 「友だちとうどん屋に入って、注文している時の会話を再現した」という説明だった。 言葉の表面だけを切り取れば、動物のタヌキに擬態してのセリフともとれるし、きつねうどんを注文した人に続いてたぬきうどんを注文した人のセリフともとれる。 「言葉は状況によって異なる意味を持つ」ということを、先生は進級したばかりの私たち生徒に教えてくれたのだ。 私はその時、強烈なインパクトを受けると同時に、日本語の豊饒さをしみじみ感じたように記憶している。 ツイッターで、中日ドラゴンズ応援団が【重要なお知らせ】として、以下のように発信した。 ~~~~~~~~~~~~~~~~ この度、当団体で使用している「サウスポー」について、チームより不適切なフレーズがあるというご指摘を受けました。 この件について球団と協議した結果、当面の間「サウスポー」の使用は自粛させて頂くこととなりました。 皆様には何卒ご理解、ご協力の程宜しくお願い致します。 ~~~~~~~~~~~~~~~~ その後の報道で、ことの経緯は明らかになっていく。 「お前が打たなきゃ誰が打つ」はダメ!? 要約すると、ドラゴンズの与田剛監督が応援歌「サウスポー」の歌詞にある「お前が打たなきゃ誰が打つ」の「お前」という表現に対し、「『お前』ではなく選手の名前で呼んでほしい」との意見を球団側に伝えた。 ただ、与田監督の「『お前』ではなく名前で」というコメントは2日になってから出てきたもの。 さらに、与田監督が「『お前』という言葉を子どもたちが歌うのは、教育上良くないのではないか」と指摘(スポーツ報知)したことも伝わってきて、騒ぎはいっそう熱を帯びた。 この件を知った時、私は率直に言って驚いた。 ファンが応援歌の歌詞の一部として、選手のことを「お前」と呼ぶのは不適切なのか。 選手に失礼なのか。 子どもたちへの教育上よくないことなのか。 言葉は時代とともに淘汰されるとはいえ、「お前」が消えるのはいくら何でも早すぎる……。 この場面の「お前」の持つ意味とは? 筆者個人の価値観に照らした時、どうしても首を縦に振ることはできなかった。 語源云々はさておき、現代の用法について考えを巡らせてみると、「お前」は、目下の者へのやや乱暴な呼称として使われることもたしかにあれば、仲間や身内に対して、親しい者どうしだからこそ許される呼称としても機能している。 対等な関係であると認め合っていれば「お前」と呼ばれても何とも思わない人が多いだろうし、相手より上の立場にあると認識している人が、その相手から「お前」と呼ばれれば「失礼だ」と感じるだろう。 人と人との関係性を反映するものだから、「お前」という言葉が持つニュアンスも、ケースバイケースでさまざまだ。 監督を含む球団・チーム側と、応援団を含むファンの側。 あえて強調的に書けば、「球団・選手を何だと思っているんだ」と不満げに憤っている印象をファンに与えかねない。 たとえそれが本意ではないとしても、だ。 与田監督の「『お前』ではなく名前で」という「提案」が先に出てきていたのなら、「サウスポーをやめろと話したわけではありません」という与田さんらしい柔和なコメントが先に一言あったなら、よりソフトな反応にとどまり、建設的な議論に発展していたのかもしれない。 だが、「不適切」や「失礼」といった強力なワードが先行したがゆえ、少なくないファンが悲しみや失望、怒りを覚えることになってしまった。 与田監督が「お前」の一語をよしとしない感覚を持つこと自体は、それこそ個人の価値観であり、何も問題ないと思う。 だが、その意を受けた球団が、組織として同じ価値観を共有すべきとは限らないし、ファンからの「お前」に対する違和感が球団オフィシャルの見解という印象とともにファンに伝わることは何より避けられるべきだった。 その点に関しては、球団のコミュニケーションの方法にも大きな問題があったのではないだろうか。 ドラゴンズがチャンスを迎え、ファンが盛り上がる場面で歌われる『サウスポー』の、「お前が打たなきゃ誰が打つ」のフレーズにあるのは、上からの目線でも非礼でもなく、声を放つ側の熱情と選手への信託だ。 自由な解釈が許されるならば、ファンたちの「おれたちは打席に立てない。 だから、お前が打たなきゃ誰が打つ」という心からの願いと読み取ることだってできる。 仲間として「お前」と叫ぶ。 その声に選手が鼓舞される。 冒頭の話に戻ると、担任の先生と私がうどん屋の同じテーブルについていたなら、「ぼくはたぬきだ!」と言い出した先生の顔を訝しげに見つめることはなかった。 多様な意味を持ちうる言葉に、異なる人どうしが同じ意味を見いだせるのはなぜか。 それは、彼らが同じ場所にいて、同じものを見ているから。 球団とファンの関係性も、そうあることが理想的だ。

次の

高校教諭「お前はヒトラーのよう」 生徒に不適切発言:朝日新聞デジタル

お前 不 適切

スポンサードリンク てっきり中日ドラゴンズファンからの意見だと思っていたのですが、チーム内からの意見だったのですね。 与田監督としては応援歌の自粛ではなく「選手の名前に変えられないかと話をさせてもらった。 選手名は呼び捨てでもいい」ということなのですが、さすがにすぐに変更はでないということで、自粛ということに繋がったのでしょうね。 本来であれば事情を説明して休止といった表現でも良かったのかもしれませんが、応援団からしたら「そこまではちょっと」という気持ちがあったのかもしれません。 与田監督は「他球団でも野球界の現場の人間は、『お前』より名前がいいと思っている人が多い」とも語っているのですが、これはどうなんでしょうね。 実際に選手の口から聞いてみたいものですが。 言葉に対する感じ方というのは人それぞれのところもあるので「お前」を失礼に感じる人がいるのも尊重されるべきだと思いますが、逆に仲間意識を持って「お前」と使っている人もいるのではないかと思うのですよね。 本当に多くの選手が嫌だと思っているなら変えるべきですが。 他のチームの応援歌にも「お前」は多数使われているようなので、妙な自粛ムードにならないと良いですが。 最終更新日: 2019年12月16日.

次の

中日の応援歌『お前』は不適切か…OB田尾さんが球団側の対応批判「ちっちゃい事で色々と…」

お前 不 適切

今、5連勝中と勢いに乗るドラゴンズ!そんなドラゴンズがチャンスを迎えた時、鼓舞する応援歌といえば…。 チャンステーマ「サウスポー」。 スタジアムでファンが一体となる、応援歌です。 ところが、この「サウスポー」をめぐって今、ある議論が勃発。 それは…。 (リポート) 「サウスポーの歌詞に含まれている『お前』という表現が不適切だとして、球団から応援団側に指摘があったということです」 『みなぎる闘志を奮い立て、お前が打たなきゃ誰が打つ』というバッターの闘志を期待する応援歌。 ところがこの「お前」というフレーズが好ましくないとして、およそ1か月前、球団から応援団に対し歌詞を変えるよう要請があったというのです。 さらに応援団はツイッターで『当面の間「サウスポー」の使用は自粛させて頂くこととなりました』と報告。 東海テレビの取材に対し応援団の代表者(30代)は、「『お前が打たなきゃ誰が打つ』というのは一般のお客さんが歌う、ファン一体となって応援する部分。 歌詞を変えるならファンの皆さんにも周知しなければならない」としています。 1日、このことが発表されると早速ツイッター上では…「どこがいけないのか1ミリもわからない」「完全に言葉狩り」「そんなん言い出したら応援歌ほぼ不適切になっちゃうよね」批判の声が殺到!名古屋の街でも聞いてみると…? 男性: 「別にいいと思うんだけど、今までずっとやっとったやつだから。 そんなガタガタ言うんだったらもっとしっかりやれよと、借金作らんと」 女性: 「これがずっと定着してきて、ここぞという時にずっと歌われてる歌なので、それがなくなるのはちょっとさみしいかなって」 男性: 「言葉は汚いかなと思うんですけど、別にそれで結果が出ればいいんじゃないかな」 女性: 「愛情があってそういう歌を作ってるから、そんなところで色々叩きすぎだと思います」 大半の人は「応援歌としての『お前』」には賛成していましたが、一方で、こんな意見も…。 子連れの女性: 「まさしく直面している問題で…、この子の父親が私に対して『お前』って言うのを完全に真似ちゃってるので、この子が真似してるからやめてほしいと、この子が怒られてるからこの子がかわいそうだよと」 そんな中、2日のナゴヤドーム。 (リポート) 「『お前が打たなきゃ誰が打つ』こう書かれたタオルは、今日もナゴヤドームでオフィシャルのグッズとして販売されています」 ドラゴンズのオフィシャルグッズには「お前」のフレーズが含まれたタオルやうちわなど4種類あります。 オフィシャルショップでは今のところこれまで通り販売を続けるそうです。 この問題について東海テレビの取材に対し球団側は「『お前』という表現は、多くの子どもたちが応援する中で、相応しい表現ではないのでは」として応援団側に要請したとしています。 そもそも、この「お前」という言葉、言語学を専門とする名古屋大学名誉教授の町田健さんによりますと、実は奈良時代には既に使われていました。 「御前」と表記し、身分の高い人を間接的に表現するものだったのです。 もともとは高貴な人に対して使われてきた「お前」ですが、江戸時代の終わりあたりから、同等、または見下す相手に使われるように変化してきました。 これは、日本語の言葉は長い間使われると、敬意が失われることが多いためで、次第に相手に対する敬意が下がっていき現代に至っているそうです。 同じような変化をしたのが、室町時代に生まれた「貴様」。 こちらも元々は高貴な人に対する表現が、時代が下って相手を見下すような表現にかわりました。 この「お前」という表現、実は他の球団の応援歌でも使われています。 代表的なのが巨人の坂本勇人選手は【お前が立つその場所は熱気の渦が巻く】巨人・ゲレーロ選手は【お前の振り抜く打球は灼熱の炎を宿す】さらに野球日本代表・侍ジャパンの監督で稲葉篤紀さんも日本ハム時代の応援歌は【今、見せろお前の底力を】でした。 今回、物議を醸すこととなった「お前」という表現。 皆さんはどのようにお考えになるでしょうか…。

次の